押して、もんで、気分快適、不調が治る、足もみ健康法

足は第二の心臓
扁平足と外反母趾
足は健康の
バロメーター
 扁平足と外反母趾

運動会や体育の授業中にころんだと思ったら立ち上がれず、医者に診てもらったら骨折してた。などという例が頻発しています。これは、国立小児科病院の統計でもそれははっきりしていて、整形外科に診察を受けに来る子どもの原因をみてみると、以前は先天性の股関節脱臼の子どもが多かったのがこれに代わって、下肢痛、外反足・外反扁平足、骨折の順になっています。

子どもがすぐころぶようになったことと、扁平足が増えたことには密接な関係があります。扁平足、つまり土踏まずのくぼみがないと、足本来がもつ、体を支える、バランスを保つ、クッション作用で衝撃を和らげる、敏速に動くなどの役目を果たせないのです。
正常な足 アーチがしっかりしている
扁平足 アーチがほとんどない
扁平足の原因は、もっぱら歩かなくなったことにつきます。土踏まずを作り出すはずの小学生のころ、遊ぶ時間がとれないから走り回ることもないし、テレビゲームばかりやっていたら、扁平足になるのは当たり前かもしれません。扁平足になると、歩きにくくなり、すぐころぶ。ころぶから歩かない。そんな悪循環に陥ってしまっているようです。

現代の社会環境の悪化が子ども達の足を危機にさらしているのです。これは、成人でも事情は同じ。朝から晩までほとんどの社会人、OL、ビジネスマンは足を締め付けっぱなしだし、家庭の主婦もオシャレブームにのって、こぞって足を痛めつけているのです。

典型的な例は女性の外反母趾。長い時間歩くと足の親指の付け根が痛くなったり、赤くはれたりする病気です。放っておくと、足の親指が付け根のところで曲がってしまいます。

足の形を無視して、極端に足先の細くなったハイヒールをはきつづける日本人の女性の、実に8割ぐらいが外反母趾と推定されています。

扁平足で、足のアーチが弱いと、足指、足の裏のどこで体重を支えればよいかわからない、そんな人は外反母趾になりやすいと言えます。

外反母趾のように足の形が変形すると、次にやってくるのは、肩こりと腰痛。足をかばって姿勢が悪くなるからです。


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